2013年6月18日火曜日

はだしのマリオ 2

前回の投稿で、「はだしのマリオ」はマンガを描こうと思い立って、
一番最初に描こうと思ったお話だとかきましたが、
これは仲間とはじめた「マンガ描くぞ!」というサークルで
「カエル」というお題でマンガを描いてみようという時に思いついたアイディアでした。
その時は、マンガを描くということ自体がほぼ初めての体験だったので、
とりあえず5ページでという課題でした。
お話が5ページというページ数にたいして壮大すぎて
結局ネーム(マンガの設計図)を描いてみた時点で、
10ページにしても説明台詞でコマが埋まってしまうような状態になり、
その時には断念しました。
その後、気に入っていたおはなしだったので、
別途きちんと仕上げたいと強く思うようになり、
ページ数を考えずネームを作り直すこと10回以上。
そして一度ペンを入れて仕上げて前までかきあげるというところまで行きました。
しかし、仕上げる手前で不出来さに納得がいかず断念してしまいました。
その頃には他に10ページ未満のマンガを何本か描いており、
さらに色々な教則本を読み漁り、頭でっかちになりつつも、
なんとなくマンガをかきあげるという感覚を持てるようになっていたため、
きちんと描きあがると思っていたのですが、
やってみたら、絵も構成も、台詞も、全然ダメで、
頭でっかちになっていた分余計自分の力のなさに惨めな気持ちになりました。
ただ、その時に一応終わりまでかきあげ人に読んでもらうことが出来たので
何が問題で、何が成功していたのかがはっきり見えてきました。
その解決策も。
一方自分の力のなさも実感していたので、
今の自分にはまだ面白い作品として描き切る実力がないということも
ひどく冷静に確認したのもよく思えています。
そして、いったん冷却期間をおき、もう少し別のマンガを描いて
それなりに実力をつけてから描き切ろうと決め、
一度この作品を描くのをやめました。

そして....

次回はこのつづき。


2013年6月17日月曜日

はだしのマリオ


3月に入って大きな仕事が終わり、
余裕が出来たはずなのに何故ブログを更新していなかったかというと、
仕事ガッツリで余裕のない忙しさから開放された反動で、
6月までの予定をやりたいことで埋め尽くしたら
今度はそっちで忙しくなってしまったのです。

3月からは、5月5日に出展予定だったコミティア104で
新しいマンガ本を作って売るべくその制作に明け暮れていました。
初めて36ページもの大作(僕にとってはまだまだ大作!)に挑み
やってもやっても終わらない地獄を経験し、
なんとか5月5日に無事間に合い売ることが出来ました。

このマンガは、この本のあとがきにも書いたのですが、
僕がマンガを描こうと思い始めて最初に考えたお話で、
初めて描くには難しすぎて断念した作品でした。
その後も何度も描き直し、やっとそれなりに納得いく形に出来たものです。
(今見るとまた直したいところが沢山あるんですが)
とても気に入っているので、アニメにもして見たいと思って、
今準備を進めています。

今度のコミティア105にも出展できるようであれば
販売したいと思っているので興味を持っていただけたらぜひ
お買い求めください。

次回はこのマンガの制作について書いてみたいと思います。

2013年6月5日水曜日

ひさびさの投稿。

3月になって半年ほど関わった仕事がやっと終わり
その間色々あきらめていた反動で、
やりたかったことを予定に詰め込みすぎて、
全然余裕がなくなってしまい、
気がつけばもう6月、
このブログにかけることがいっぱいあったのに
書く余裕がなかったのです。
なので、しばらくはここ3ヶ月にあったことを
書いていこうかなと思っています。
それに加えて今後の企みなんかも書いていくので
お楽しみに。


2013年3月8日金曜日

絵コンテの話

前々回の記事の続きです。
絵コンテの描き方ルールはとくにないのですが
結構業界やジャンルである程度様式や
共通の専門用語があったり、
会社によって指定があったりします。
僕が仕事で多く関わることの多い
三つの業界のコンテを軽く紹介します。

まずはアニメ業界。
これは結構書籍化されたりもしてるので
本屋さんなんかに行くと簡単に見ることができるのと
TVなんかのメディアでも取り上げられることも時々あるので
意外と目にしたことがある人が多いかもしれません。

まとめサイトがあったのでリンクを貼っておきます。
http://oekakigakusyuu.blog97.fc2.com/blog-entry-234.html
こんな感じです。

このコンテは基本的にはアニメーションをつくるスタッフが見るので
指示も専門用語が多かったり、絵の分解の仕方も
映像がどういう流れなのかというのとは別に
どういう作り方をするのかを基準にコマを分けてあったりします。

次にCM業界(ここではTVCMをさします。)
これはホントに多種多様です。

これもまとめサイトがあったのでこちらをご覧ください
http://matome.naver.jp/odai/2129584057853809201
こんな感じ。

基本中の基本絵が映像の中身が絵で描いてあって
その説明が枠の外に描いてあるというところは同じですが
その描き方や見せ方は千差万別。
下手すると描く人の数だけ種類がある。
ほとんどは上から下へと流れが縦ですが
僕は横に並べられてるもの見たことがあります。

これはこのコンテを見る人が映像を作るためというよりは
どんな映像ができるのかを想像するために描かれることが
多いからだとおもいます。
見る人も、依頼者であるメーカのひとや
代理店の人など、直接映像を作らない人の場合もおおいので
誰が見てもわかるように描かれていることが多いです。

CMは尺が決まっているので(15秒、30秒、60秒)
各カットの長さやタイミングなどよりも
様式や、指示よりも何が描かれているか
どんな情報が載るかというのがわかるというのが重要なのです。

最後にゲーム業界。
ここはまだ映像を扱い始めた歴史が浅いのでこれといった
形がまだ存在しません。
そして、中に使う映像をどういうところが作るかによって
コンテも変わってきます。
アニメ会社に頼めばアニメしきだし、
ゲーム会社の人が考える場合は独自のものだったりします。

かくいう僕もゲームの映像の演出とコンテをやらせてもらうことが
結構あるのですが、僕の場合はベースはアニメーションです。
ただ、そのままだと読みづらいのと、映像自体も僕が作ることも多いので
アニメ用よりは簡単に書いてあります。
そして、ここ5、6年でよく使うようになったのがマンガのような表現です。
普通は枠の中には映らないものは描かないのが原則ですが(矢印などはべつ)
僕は、効果音に当たる様な描き文字を良く使います。
またキャラ状態を説明するのにあせっている汗や
怒っている煙(湯気?)のようなものを描いたりすることもあります。
これは映像やっていない人にも雰囲気が伝わりやすいのと
僕自身もこの映像をどうしたかったのかという気持ち的なものが盛り込めるので
便利につかっています。

コンテは読んだことないけど
マンガ読んだことある人は圧倒的におおいので
おすすめです。w

今日の記事に貼った画像が僕のコンテです。
これは仕事ではなくオリジナルなのですが
仕事でもこんな感じで描いています。


2013年3月6日水曜日

5ヶ月もたってしまっていた。

ものすごく季節はずれなイラストですが
今まさにやっと正月が来たような気分なのです。

ご無沙汰しています。
9月から関わっていた仕事が10月を過ぎたあたりから
かなり忙しくなってしまい
仕事以外のことをやっている余裕がほとんどなくなってしまい
ブログも書くのをやめていました。
厳密に言うと物理的な余裕、時間的余裕は
毎日少しずつであればあったにはあったのですが
そこで自分のしたい(作りたい)ことをやってしまうと
そっちに引っ張られて仕事のスケジュールに確実に支障が出てしまう
そう感じていたので我慢してたという方が正しいかもしれません。

その仕事が昨日やっ終わりを向かえなんとか納めることができました。
この年末年始は仕事終わりが大晦日、仕事始めが元旦という感じで
ただ通り過ぎただけになってしまったので
ずーと2013年を迎えた感じがしないまま区切りもつけられずきてしまいました。
それで昨日やっとその流れが終わったことで気分だけですが
やっと2013年をきちんと迎えられた
そんな感じになりました。
トップのイラストは何とか正月を迎えた気になろうと
無理やり描いた描き初めです。
下書きなしの筆とすみでの一発がきです。

今年はマンガの新作、アニメーション新作、
さらには5月終わりに展覧会を控えてんこ盛りで行きたいと思っています。

遅ればせながら
本年もどうぞよろしくお願いします!

2013年3月6日(気分だけ元旦)
加藤オズワルド


2012年10月2日火曜日

七つ道具

専門職にはつき物の七つ道具!(必要不可欠な専門の道具)
ぼくにもいくつかあります。
たとえばコンテ用紙。
コンテというのは映像の設計図、楽譜のようなもので
映像を作る際にその流れやどんな絵が入るか
カットの長さ、キャラクタの動き演技
カメラの動き、効果音の指示等、色々書き込んで
実際に映像を作るスタッフにわたして作る指針にしてもらうものです。
これが上手に書ければ書けるほど
スタッフにちゃんと伝わるので
自分の思ったとおりのものが上がってくるようになります。
しかしながらこのコンテというものは
描き方や、指示の出し方に決まりがなく
(会社ごとや、スタジオごと、
その現場ごとには多くの場合ルールが決まっているが
業界内全体での統一ルールはほぼない。)
みんな自分なりに工夫して書いているのです。
そして描き方も見せる相手が誰なのかというのでも
結構変わってきたりします。
CMのコンテなどは映像を良く知らない人に見せることも多く
技術的な指示や秒数よりも雰囲気や仕上がりをイメージさせるような描き方をするし、
アニメの現場で使われてるコンテは
実際に絵を作るスタッフが見るように出来ているので
簡単なレイアウトの指示や、
絵の重ね方(手前にあるものがキャラクターにかぶるとき、
それを別に描いて上に載せるという指示等。これをbookといったりします。)
カメラの動き(パン、ティルト、ズーム、スウィッシュ、等)等等
専門用語てんこ盛りでかかれてたりします。

ぼくの場合は、多くは最終的なアニメーションまで描くことが多く
見せる相手もプロデューサー等やクライアントなど
実際には映像をつくらない人の場合が多いのでその人たち向けの工夫をしています。
次回はその辺を詳しく書きたいとおもいます。

つづく

2012年9月29日土曜日

かっこよさ


最近「かっこいい」という尺度で仕事を頼まれることが
ほんのすこしだけ増えてきた。
この「かっこよさ」というのは結構曲者で
頼む側と作る側の感覚がマッチしていないと
ぜったいに上手くいかないのです。
なので「かっこいい」という尺度で
仕事を依頼してもらえるようになったというのは
僕がどういうものをかっこいいと思っているかというのを
ある程度認知してもらえるようになったということなのです。
これはすごくありがたく、うれしいことで
仕事もやりやすく、たのしい。
何より迷いが少なくなるので
めいいっぱい自分のセンスを振りかざせるのです。
それがキチンと認めてもらえれば
さらにそういった依頼が増えてくるという
好循環の始まりともいえるのです。
ここはがんばりどころってやつです。
何を作っているかはまだ書くことは出来ませんが
キチンと発表できるようになったら
また詳しく書きたいと思います。